課題 2005 5 12

 一般の人に、株式投資について話をする時に、
最も理解されない点は、こういうことです。
 それは、株式投資で儲かった資金が、
4営業日経過しないと引き出せないことです。
 たとえば、朝、仕事前に、ある株を、157円で1000株注文した。
昼休みに株価を見ると、何と169円に上がっていた。
すぐ売り注文を出して、売買が成立した。
今日の夜は、儲かった金で、おいしいものを食べに行こう。
 ところが、そういうわけにいかないのです。
確かに、利益確定して、儲かったはずですが、
その儲かった「お金」は、4営業日経過しないと現金化できないのです。
 これが、一般の人には理解できないのです。
「今は、スピードの時代と言われるのに、
あるいは、迅速なサービスを競う時代と言われるのに、
なぜ、株式市場は、遅いのか。」
 こうした問題に対応するために、
株券の問題もあるでしょうが、
少額の資金は、証券会社が立て替えるなどして、
すぐに現金化できるように、サービスの向上を考えるべきです。
 証券会社はもちろんのこと、証券取引所は、
客を待ち続けるレストランのような存在では、ダメです。
 証券会社も証券取引所も、
客を求めて行動する屋台のような存在であるべきです。

屋台 grab-joint 2004 1 30
 2月になれば、可憐な梅の花が咲く。
そして、伊豆の河津では、桜も咲く。
 さて、屋台で、食べ物を買うと、高い。
たとえば、「やきそば」は、400円が相場でしょうか。
スーパーに行けば、「やきそば」は、200円で売っています。
 しかし、みんな、屋台で、「やきそば」を買う。
わざわざ地図で、スーパーを調べて、
「やきそば」を買いに行く人はいない。
 高い価格の「やきそば」が、なぜ、売れるのか。
それは、屋台の経営者が、「時」と「場所」を心得ているからです。
 「時と場所」というサービスがあれば、
たとえ高くても、「やきそば」は売れると知っているのです。
コンビニエンスストアは、屋台の変形でしょうか。

販売価格 = 原価 + 顧客満足度



































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